2022年12月1日木曜日

子育て講座「子ども若者ケアラーの実情と支援について」を開催しました。

11月30日 安曇川公民館 ふじのきホールで子育を開催しました。たくさんの方が参加され、「子ども若者ケアラー」への関心の高さを伺い知る事が出来ました。見回すと、会議でお出会いした方や、イベントでご一緒させていただいた方々をお見受けし、心強い気持ちになりました。

講師にお招きした、神戸市福祉局障害福祉課 発達障害者支援センタ―長の岡本和久先生は、私たちにやさしく、穏やかに語りかけてくださいました。最近ニュースや新聞で目耳にする「ヤングケアラー」とは?法律上の定義はありませんが、(家族にケアを要する人がいる事で)『本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている児童(厚生労働省ホームページより)』とされています。

大人が担うと想定 されている家事や家族の世話を日常的に行うことで、失われる子どもの大切な時間や経験。これは、本来守られるべきこどもの権利が侵害されている可能性があるという重大さに、大人が気づかなければならないと感じました。

子どもから声を上げる事が出来ない、しずらいということ。当事者の声として印象に残ったのは「おせっかいと思われるかも知らないけれど、積極的に関わって欲しい」この部分は、子どもに関る職として、そして地域で暮らす市民という立場、両面で意識していきたいと思います。





 最後になりましたが、ご参加くださいました皆様、お忙しい中ありがとうございました。たくさんの方が「ヤングケアラー」について理解を深めてくださることが、当事者に寄り添うための貴重な一歩だと思っています。