2016年8月30日火曜日

今、「結婚」を考える 中身の濃い講座となりました

6月に「勇気づけの子育て」の講座を開催し、好評だった、

アドラー心理学のカウンセラー木村友栄さんに、

今度は「結婚」についてアドラー的視点から考える講座をお願いしました。

人生の決断である「結婚」について、どのように向き合うのかをテーマに、

参加者1人1人の意見を聞きながら、アドラー的解説をしていただきました。

参加者の皆さんがお互いの意見を聞き、一緒に考える形のとても中身の濃い講座となりました。 



≪講座の中から・・・≫

「あなたにとっての理想の結婚とは?」

「理想的な結婚ができれば幸せか?」

の質問に皆さんは

「対等な立場でいられる」「苦楽を共にできる」「支えあうことができる」「賢者の贈り物のような夫婦」

などそれそれの考えをこたえられました。それに対して、

”二人の関係が本当に始まるのは、結婚してから。”

”相手のことはわからなくて当然、分かり合えないものだと思って相手と向き合う。
 
 わかろうとする気持ちこそが大切。
 
 相手の目で見て、相手の耳で聞いて、相手の心で考える。”

結婚はゴールではなくスタートなのだと気づかされました。

「今なぜ独身ですか?」

というストレートな問いには

「出会いがない」「自信がない」「1人でも困らない」「アプローチができない」「人付き合いが苦手」

など様々理由がありましたが、

"誰しも生まれてから同じだけの出会いがあったはず、

 独身でいる人は、あれこれ理由をつけて逃げているのではないか。

 ためらっていたり、今の状態を壊す勇気がないだけ。"

と厳しい指摘も。

では「どうすれば結婚に向けて正しく準備できるか?」との問いには、

”どちらかが支配的であったり、誘導的であったりしない、対等な関係性であることが大切。”

”自分の利益ばかり考えず、共同体として生きる訓練が必要。”

とのアドバイスを受けました。

「愛されることと、愛することのどちらが難しい?」の問いには意見が分かれましたが、

”人は皆愛される存在として生まれてきているので、愛されることは容易であるが、

 愛することは難しい。

 弱い存在として愛されてばかりの自分から脱却し、

 人を愛する自分になることが自立なのです。”

”相手がどう思おうと愛せばよい、私たち二人で作り上げるもの。”

と学びました。

≪感想から≫

・多くのことを考え、知る機会になりました。自分の気持ちをつい相手に押し付けて、見返りを求めすぎていたように思います。

・相手の目で見て、耳で聞いて、考えていくことを実践したいと思います。

・本講座をもとに自分を見つめなおす良い機会となりました。なかなか実践は難しいかもしれないが、体験を通して努力したいです。

・先生の説明がわかりやすく、アドラーの考え方をいかしてみたいと思いました。このような場を設けていただきありがとうございました。

・恋愛や、結婚について今一度立ち止まって改める考える機会が持てました。ありがとうございました。

・本日は大変勉強になりました。参加させていただき本当によかったです。これからの生活にいかしていきたいと思います。


皆さん真剣に考えて、自分を振り返っておられました。