2017年6月24日土曜日

子育て講座「見えない何かが育つこと」を開催しました

京田辺市の「なないろの木」こども園から、保育者の宮原貴子先生をお招きして、
「見えない何かが育つこと」と題して、園での生活や子どもたちの様子などを
お話しいただきました。
先生の静かな語りを、輪になって聞きました。

子どもたちが毎日している、一日の始まりのお祈りを、体験しました。
キンダーハープの優しい音色と、先生のささやくようなお声に
耳を澄ませて、聴く力が養われます。












幼児期は人間の根っこの部分となる、目に見えない力が育つ時期です。
①意志の力(自分で何かを得る力)
②創造する力(自分で作り出す力)
③想像する力(先を見通す力、相手の気持ちを推し量る力)
④体をつくる力(仕事をする体をつくる)
4つの力を育てるために、毎日同じリズムを繰り返すことを大切にされています。

なないろの木こども園のおもちゃはすべて手作りです。
自由遊びの中で、これらを見立てて使います。

手作りのおもちゃ
(磨かれた木の枝・なないろの小人・洗濯ばさみのような木片)
磨かれた木の枝には、一つ一つ名前がついているほど、みんなのお気に入りで、
ときに剣になり、ときに調理の道具になります。 
(キンダーハープ)
(赤ちゃん人形・毛糸で編まれたひも)

おもちゃや給食は、自由に遊ぶ子供たちの傍らで保育者や保護者の方々が作られます。
子どもたちはそれを見ながら、ときに手伝いながら、創り出すことを知ります。
そして創り出されたものを大切に使います。
日々繰り返される大人たちの営みが、子どもたちの心に安心感を与え、
やがて育まれ、力となるのでしょう。

子どもたちの心を育む大切な幼児期を
どのように過ごすのか、大切なことを学ばせていただきました。

※本講座の受講により、ファミリーサポートセンターの
サポーター養成講座「保育の心」を受講されたことと認定させていただきました。