2019年2月26日火曜日

子育て講座「あそびの生まれるところ」を開催しました

埼玉県からはるばるお越しいただいた西川正先生の講座は、
折しも公開されたばかりの映画を絡めた埼玉の紹介から始まりました。

埼玉で学童保育の運営や、父子手帳の編集、地域の子育てイベント・・・など様々な活動の中で、子どもたちの育ちに大切な「あそび」に着目したお話をしていただきました。












開催日:平成31年2月23日(土)13:30~15:00
場 所:新旭物産プラザ
参加者:33名

人がつながり・動きだすのはどんな場所?
 ①安心を感じられる(評価の目線がない、失敗しても大丈夫と思える)
  遊ぶ=結果がどうなるかわからないことをやってみるということ。
  安心が保証されないとそこで何かしてみようとは思わない。
  評価の目線を外してみたら、そこに遊びが生じる。
  ⇒だが今は、いつも隣に大人がいて、やらかすことができない。
   大人がいても主導権が子どもにあることが必要。

 ②自分なりに工夫ができる(帰る、いじることができる。小さなやって見る、がある。)
  あそび=余裕、ゆるみ
  活動の中に、その人なりの工夫をする余地(やってみる余地・変えられる部分)を確保する。安心とあそびがあると人は動きはじめる。
  答えが最初からある場所で人は何かをしてみようと思わない。(例学校の教室、長年役員が変わらない自治会、PTA・・・)
  ⇒保護者が一生懸命段ボールで作った迷路も、イベントが終わって壊す時が一番楽しかったというエピソード。子ども主導になった時が「あそび」になる。

 ③多様であることがおもしろい(互いの違いを面白い!と感じられること
  地域は多様。一人ひとり違う。
  その違いを排除でなくおもしろいと感じられる出会い方、つながり方ができるか。
  おもしろいと感じられる=豊かさ
  遊び(何かしてみよう)は応えあう関係の中で、生まれてくるもの
  答え / 応え
  よい問いが良い応えを引き出す

2人一組になって出されたお題について話しました。

七輪を囲んで色々なものを焼く取り組みは、侍の被り物が正装なのだとか。
当法人代表も日本七輪党の顔出しポスター!



























どんなに遊具やおもちゃがそろった整った場所よりも、子どもがわくわくしたり、ドキドキしたりできる場所にこそ、あそびがあり、子どもたちの心を育てる豊かさがあるということを忘れないでいたいと思いました。