子育て講座を実施しました。
30名の定員で募りましたところ、
40名越えのお申し込みをいただき、
急きょ広い会場に変更しての開催となりました。
子ども達が、良いことをしたり、目標を達成したらほめて個性を伸ばす、
ことに何の疑問も持たなかった私たちは
???どういうこと???から始まりました。
「ホント目からウロコの内容でした!子供というより、自分のことがよくわかりました。」(感想から)
私たちはたいてい、子供をほめるとき、自分の価値観に合った時にほめているようです。
こうしてほしい、こうなってほしい、と自分の期待がかなえられた時にほめている。
ほめて、伸ばしているつもりだが、単におだてているにすぎないのだと言われ、
はっとしました。
「ほめて育てていたけど、先生の話を聞いてなるほど!!と思ったので、これからは「ありがとう」と言って必要以上におだてたりしないようにしたいです。」(感想から)
「自分自身がやはり人の目が気になるし、子どもも困らないようにしてあげたいという思いが強くあると感じました。そのような自分の考え方を変えるには強い心を持たなければとも思いました。ありがとうございました。」(感想から)
参加者は子育て真っ最中のお父さん、お母さんが多く、
このようなときはどう声をかければよいのでしょうか?
と、次々と日常の育児について質問が出ました。
一つ一つの質問に丁寧に答えていただき、
具体的な声かけの方法などを教えていただきました。
「自己主張が強くて、買い物のときなどお菓子がほしいと暴れます。結局私(母)が折れてしまいます。」
「朝一人で起きることができません」などなど
子育ての最終目標は子どもの自立です。
できなくて困るのは子どもです。
その課題は誰の課題なのかということを考え(課題の分離)、
どうすればできるのかを子どもと話し合い、
手を出すのではなく、見守ることを教えていただきました。
「帰ってさっそく実践してみます!!口を出さない。まずそこから自己改革です。とにかく我慢することを頑張ります。」(感想から)
また、実際にお二人のお子さんを育ててこられた実体験を交えてお話しいただきました。
「心理学は実生活の中では机上の空論の様に感じてしまうことが多いですが、先生自身の実体験、実践の中でのお話で面白かったです。」(感想から)
アドラー心理学が、実践の心理学であるといわれるゆえんがわかった一日でした。
毎日の育児の中で、どう子どもに接していくのかを判断する一つの基準になると思いました。